平石造船所

■概要・見所
(工場)函館市は道内の各形式木造船造りの創始地である。幕末に高田屋嘉兵衞が和型、続豊治が洋型船を造り、1885年に函館製鉄器械製造所が木造汽船を建造、1939年ころは、約30の造船所が港に並び、多数の和・洋型の漁船や木造貨物船が建造された。65年ころからFRP船、鋼船が主流となり、木造船は衰退、廃業が続いた。入舟町に函館市最後の木造船用「平石造船所」があり、健悦氏が多数の船大工道具でムダマ船を作っている。
平石造船所の写真

●所在地 函館市
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆