厚真油田跡

■概要・見所
(鉱山)日石は厚真油田も原油産出有望地とし、明治期から現厚真町軽舞地区に油井200本を立て、採掘採油した。昭和5〜6年に年産2万トンを記録し、一貫して全道の60%を産油した最大油田の石狩油田を上回ったこともある。昭和35年に閉山し、櫓地帯は植林されて自然復帰しているが、鉱業権を本州人が取得したり、旧油井跡密閉の不完全から内部に貯まった原油が地震時に吹き出し、水田に流れ込み、被害を与えている現代性もある。
厚真油田跡の写真

●所在地勇払郡厚真町軽舞地区
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆