金融資料館(日本銀行旧小樽支店)

■概要・見所
 色内通りはかつて「北のウォール街」と呼ばれ、賑わいをみせていました。日本銀行小樽支店はそれを象徴する建物です。一見すると石造風ですが、れんが造の外壁にモルタルを塗っています。屋根の構造には、当時の最新材料であった鉄骨を使っていて、それも八幡製鉄所製です。東側の塔からは小樽市街を一望でき、また備え付けの英国製螺旋階段も逸品です。建物を設計した辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎は当時活躍した建築家で、中でも辰野は東京本店も手がけています。
[建設年]1912(明治45)年7月25日竣工[構造]れんが造2階建、地下1階
金融資料館(旧日本銀行小樽支店)の写真

●所在地 小樽市色内1丁目11-16
●文化財の指定小樽市指定有形文化財
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]一般公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室