忍路鰊魚撈の行事

■概要・見所
 北海道では江戸時代から昭和初期までニシン漁で栄えましたが、徐々に漁場が北上し、積丹半島周辺が一大好漁場となりました。
 中でも西川伝右衛門が請負う忍路場所は江差追分のなかで「忍路高島及びもないが」と歌われるほどの大漁場でした。
 現在、この忍路場所があった忍路・蘭島地区で「忍路鰊場の会」が結成され、この鰊漁撈に関する歌、行事などが保存されています。
 保存されている労働歌は、手漕ぎ船を漕ぐ時に唄われる「船こぎ歌」、網をたぐり寄せるときの「網おこし歌」、網からニシンを船にすくいあげる時に唄う「沖あげ音頭(いわゆるソーラン節)」など海上で男性により行われるものと、網についたカズノコをたたいて落とす「子はたき音頭」の男女混成で唄われるものがあり、いずれもニシン漁全盛の情景を偲ばせるものです。
●所在地〒048-2561 小樽市忍路1丁目 
●連絡・問合せ先 
●その他問合せ先[名称]小樽市教育委員会教育部生涯学習課
[住所]〒047-0024小樽市花園5-10-1
[TEL]0134-32-4111(内線531)
[保存会等名称]忍路鰊場の会
●文化財の指定小樽市指定無形民俗文化財
●営業・開催・見学情報[公開の期日] 忍路神社祭典ほか