洲崎館跡

■概要・見所
 1457(長禄元)年、コシャマインの戦いで勝を得た武田信広が上之国守護蛎崎季繁の養女の婿で、同年に新居として築かれた館の跡です。面積は約6万7000uで、館内からは中国銭2500枚、中国製青磁、白磁、国産の珠洲擂鉢や人骨が発見されています。
 館の構造については未調査の部分が多く、不明な点も多いのですが、武田氏・蠣崎氏が道南で支配力をもつ基礎を固めた場所、松前氏の始まりの場所といえる貴重な史跡です。
 同時期のものとして、花沢館跡、勝山館跡などの館跡が保存されています。
●所在地〒049-0622 檜山郡上ノ国町字北村
●文化財の指定国指定史跡
●営業・開催・見学情報