国兼家住宅(旧竹野繁次郎家住宅)

■概要・見所
 岩見沢の材木商、竹野繁次郎の住宅。むくり(屋根面の隆起)のある玄関や、田の字型を変則的にならべた平面が特徴。庭園に面した8畳と6畳にはL型に土縁を回し、雪国の生活に適応させています。土縁とは板縁と土間で構成する縁側で、土間の外側に雨戸やガラス戸をめぐらせたもので、北海道の漁家住宅や金沢の町家などでも見られます。材木商らしく、秋田産といわれる杉やヒノキを使い、造作もしっかりしているのが特徴です。
[建設年]大正初[構造]木造平家
国兼家住宅(旧竹野繁次郎家住宅)の写真

●所在地 岩見沢市北本町東2
●文化財の指定岩見沢市指定有形文化財
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]要許可(現在整備中)
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室
※平成18年3月27日の岩見沢市・北村・栗沢町の合併により記載内容に変更のある場合があります。