円空作十一面観音立像

■概要・見所
 1666(寛文6)年頃に来道したといわれる美濃出身の円空は、松前・蝦夷地で布教を行いました。鉈のみで仏を刻む木端仏を数多く残していますが、その仏像は素朴で慈愛にみちたもので、多くの人に愛されました。
 この仏像は道内に唯一残る「十一面観音」で、道内円空仏のうち最大の高さ1.5mの立像です。
 上ノ国町には、このほか6体の仏像が残されており、観音堂、石崎八幡神社、光明寺、北村地蔵庵に祀られています。
●所在地〒049-0612 檜山郡上ノ国町字上ノ国40 上ノ国観音堂
●文化財の指定北海道指定有形文化財