昨年12月19日『札幌アートウオーク』刊行トークイベントは記憶に深く刻まれるものでした。そしてこの本を読むことでアートへの想いが膨らむのです。
断片的なアートの紹介本とは大きく違います。札幌の深い史実や水系が誌面の中に美しくながれ、いまの札幌とかつての札幌の情景がフェイドイン・フェイドアウトしながら、ゆっくりと積み重なっていきます。同時にさまざまな時代の流れの中で生み出されたアートが作家のバックグラウンドと交差し、その存在理由がいろいろな角度から立ち上がってくるようです。
「アートがもたらすのは、人間の認識や感性の底や隙間にあるはずの何かへの気づき」という著者のことばに、作品自身がこれまでまとっていた意味から解放されていくようで、ゆえに読む側にも自由な発想や気づきを与えてくれます。
それは現実という概念を飛び越え、いまに新しい感覚を呼び起こします。本書を読み終え、人もまばらな中島公園の雪原を散歩しました。1958年北海道大博覧会が行われたこの場所で、遠くにそのざわめきが聞こえるようでした。それは自分にとってまさに「気づき」で、アートと直結する何ものかだと思えたのです。いい表わすのが難しいので是非みなさん『札幌アートウオーク』を体感してください。本書自体がわたしにはアートです。今日は田上建築の城下医院の前を散歩してみました。
『札幌アートウオーク』
本誌『カイ』のライターでもある谷口雅春氏とフォトグラファー露口啓二氏の共著。ブックデザインはエディアワークス佐々木正男氏によるものです。(北海道新聞社刊)
ヒント:小樽で買ってきた。コロッケではない。かなりウマイ!!
答えは、あさって発売される「カイ」vol.6に登場!!
スミからスミまで、じっくり読んでね。
先日、野口観光の創業者・野口秀次相談役の社葬に参列しました。東京からUターンしてノーザンクロスに入社以降、20年近くにわたって野口観光の仕事を担当しています。
初めて翁にお会いした当時は社長で、その後80歳で会長に就任した時に「泣いて笑って八十年」という著作を出されました(非売品)。その編集に携わり、毎週のようにご自宅にお伺いしました。その編集作業を通じて、翁の頭のよさには何度も驚かされました。これほど頭脳明晰な人にお会いしたことは他にありません。
野口観光には個人的に素敵だなと思う行事があります。それは年末のボーナスと一緒に渡される「サケ」と「餅」です。創業当時、まだ利益がでなかった際に、せめて正月らしい気分を味わってほしいと、その二つをボーナス代わりに従業員に渡したのが始まりです。その後、今のような企業に育て上げた後も、創業の精神の象徴として、そして満足な年越しもできずに頑張った先達の苦労を忘れないようにとサケと餅を渡し続けているのです。
最後にお会いしてから、まだ1ヶ月も経っていません。偉大な先駆者でした。合掌。
北海道で生まれ育ったのに
無性に「お好み焼き」を食べたくなることがある。
広島生まれの父と大阪生まれの母の影響に違いない。
今夜も、その衝動を抑えられなかった。
冷蔵庫には豚バラも、イカもない。
そうだ!!知人に渡しそびれた
羽幌のおみや「素干し甘エビ」を使ってしまえ。
道産100%の薄力粉は
きちんとふるって使う。常識だね。
取材先でいただいた「長いも」も入れる。
「北海道では十勝産が有名ですけど
粘土質の土で育った羽幌産は粘りが強く、
昼夜の寒暖差が大きいので甘みもある。
十勝産に負けないくらい、おいしいですよ」と
留萌支庁の方が教えてくれた。
生地に混ぜたら、おお~!!!ほんと、すごい粘り!!!
水気が出ないように、キャベツは焼く直前に混ぜるべし。
フライパンにのせても、上から押さない、押さない。
うっ、肝心な青海苔がない!!ど、ど~する?
しゃ~ない、ホテルの売店で買った「焼尻産の天然もずく」を
入れてしまえ~!!
はい、はい、こんないい加減でも
オロロンお好み焼きのできあがり。
まいど、おおきに。
本日の材料<1人前>
羽幌産素干し甘エビ5匹・羽幌産長いも50g・焼尻産天然もずく少々
キャベツ120g・だしのもと大さじ1/2杯・水50㏄
道産薄力粉1/2カップ・卵1個・かつお節少々