知る、愉しむ、創る。ホッカイドウ・マガジン「カイ」

カイ│KAI〔WEB版〕




フォトログ 亀らは、かく語りき

北海道を探しに行こう。と、広大で深遠な大地を旅する私たち。その歩みは亀のごとく、スローではあるけれど、おかげさまで出会うモノやコトや人々に勇気づけられ、前へ前へと進んでいます。本誌では紹介できなかった画像、あるいは取材対象とは別に、ファインダーを捉えた“感動モノ”も多々あり。カメラクルー、ライターたちの視点をどうぞお愉しみください。

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Category Archive: 柴田美幸

網走へ、函館へ。

2月は北と南に行きました。
まずは、網走。

abashiri1 商店街には人影もなく、しんしんと雪が降り積もる・・・。

abashiri2 歴史がありそうな古い薬局のある街角にも、人影はなく・・・。

abashiri3 う、うまそうだが、人影も食べ物影(?)も、とっくになく・・・。
流氷シーズンだからなのか、屋台が出ているようだ。
夜の網走、酔っ払って撮ったわりにはまあまあの出来か?(自画自賛)

abashiri4 帰り際、冬の畑風景を撮る人を撮ってみた。

 
――そして2日後、函館へ。

hakodate2 夜の大森海岸。
昼に、函館市文学館で展示を見た石川啄木が、
泣きぬれて蟹と戯れたであろう場所だ。
遠くに函館山頂上の光が見える。

hakodate3 その海岸沿いにある、居酒屋「ふくすけ」さんでの大ごちそう!
・・・の残骸。
食欲が勝り、食い散らかしたあとに写真を撮っていなかったことに気付くの巻。
海産物の卸問屋が開いている店だけあって、新鮮なお刺身と、脂のりのりのホッケでした。

hakodate4 この大きなツブ、醤油ベース(だと思う)のタレが絡んでうまうまでした!
ちょっと貝類が苦手な私でもOKでしたよ。

hakodate5
イカ好きのわたくしとしては、またイカのうまい時期に来たいものだ。
昼間だと目の前に広がる海が見渡せて絶景。
とっても素敵な女将のいるお店です。
お店の地図はこちら

しかし、夜の写真ばかりでしたな・・・・・。

新しい年へ

2009年、「スタイルのあるモノ語り」では、
多くの北海道の作り手の方々にお会いでき、
実り多い年だった。
北海道と言えば、食や観光ばかりが注目されるが、
こつこつと、北海道ならではのものづくりをしている
たくさんの作り手がいることを、
これからも紹介していきたい。
それはきっと、
北の地でなければ生み出されないものに違いないから。
いわゆる日本的伝統とは異なったバックグラウンドから、作られるもの。
その面白さは、ほかにはない。
今年1年、ありがとうございました。
そして新しい年に、また走り出します。

次号登場の苧坂恒治さんのギャラリーにて。器にうずまきの宇宙が広がる

次号登場の苧坂恒治さんのギャラリーにて。器にうずまきの宇宙が広がる

札幌の大昔に、会いに行く

Ph1
10月31日、北海道大学の植物園で一般公開された、擦文時代の遺跡を見学した。

北海道では縄文時代のあと、弥生、そして古墳・・・

というふうな文化には、ならなかった。

続縄文、擦文(オホーツク文化もあった)と続き、アイヌ文化へと至る。

そのうち擦文時代の竪穴住居址(本州では奈良~平安時代)が

北海道大学の植物園で発掘されている。

  Ph2
発掘現場は植物園正門の北側にあたり、道沿いにあるのでけっこう目立つ。

普段は柵の外側から発掘作業を眺めるだけだが、

その日は特別に中に入り、間近で見ることができた。

しかも北大埋蔵文化財調査室員の解説つきで、ちょっとお得な気分。

この時代の竪穴住居址は、住居部分(リビングみたいなもの?)が、

角ばった形をしている。そしてカマドがついているのが特徴。

キッチンがちゃんと設置されているところがなかなか機能的だ。
 

かまどにはちゃんと煙の噴出し口も作られているという

かまどにはちゃんと煙の噴出し口も作られているという



この日は「北海道大学人類遺跡トレイルウォーク」という

イベントが行われていて、参加者は北大構内の遺跡も巡っていた。

ひとりで遺跡めぐりも楽しいと思うが、専門家の話を聞いて眺めると

遺跡がまったく違った表情を見せ始め、新しい世界が広がる。

自分の足元のこと、本当はよく知らなかったんだ。

最近のことを知っているだけで、北海道のこと、知っているといえるだろうか。

冬の使者、到来

本当は、横にはもっと白鳥がいる

本当は、横にはもっと白鳥がいる



10月1日にオープンしたという、道の駅「ウトナイ湖」に行った。

湖のある苫小牧市は、私の故郷でもあり。

道の駅の目の前がすぐ湖になっていて、もうたくさんの白鳥がやってきていた。

白鳥は人懐っこく近づいてくる(エサ目当てだけど)。

自分が子どものころは、冬になると岸辺はガチガチに凍っていたが、

今はどうだろうか。

市街地に近いところで(すぐ横は車がびゅんびゅん走る室蘭街道)、

野鳥を間近に見られるところは、他になかなかないと思う。

地味な湖だが、穴場スポット。

今回はカメラを持っていなかったので(不覚にも)、ケータイで撮ってしまいました。

北海道の道の駅については、こちらをどうぞ。

湿原の、におい。

kiritappu1 

 9月半ばの霧多布湿原へ。
昆布漁の舟で向かうは、めったに人が足を踏み入れないという場所だ。

 kiritappu2
案内してくれたのは、地元の漁師・杉澤好紀さん。
霧多布湿原のすぐそばで生まれ育った。
木工作家でもあり、おもにおもちゃを製作している。
どこかユーモアを感じる作品に、杉澤さんの人柄がにじみ出る。
そしてこの湿原と海がなければ、生まれ得ない作品たちだ。

kiritappu3
湿原で見られるヤチボウズの「やちっこ」たち、発見!
ワタスゲを手に、湿原をかわいく冒険していますよ。

 kiritappu6
この場所では、巨大なコケの塊が見られる。
コケのテーブルの上には、さまざまな種類のコケと植物が生育している。
この塊を地元では「ボウズ」と呼んでいるのだとか。

ガンコウランの実

ガンコウランの実



「湿原には、においがある」と杉澤さんは言う。
それは、夏ごろにいちばん強くなる。
イソツツジという植物から、ハーブのようなさわやかな甘い香りが立ち上り、
このあたりはそのにおいでいっぱいになるそうだ。
9月半ばはちょっと遅かった。
でもイソツツジの葉裏に鼻を近づけると、
カモミールみたいなすごくよいにおいがした。

kiritappu5
海のオトコですな。

華麗なる模様の世界

展覧会1
もうすっかり秋の気配。

8月も終わるというのに、7月の話題ですみません…。

7月9日~7月13日、「北の模様帖」と題された展覧会が、

雑貨を扱うショップ「cholon」の2Fスペースで開かれました。

札幌で模様づくりを行う「点と線模様製作所」岡恵理子さんの、

オリジナルのテキスタイルや刺繍作品が勢ぞろい。

北海道の生活から生まれたという模様には

どこか北欧の雰囲気が漂います。

展覧会2
天井に貼られたテキスタイルが、

なんだかヨットの帆のように見えたので、下から激写。

展覧会3
模様の原画は、ハンドクラフトで作成されています。

圧巻だったのは、切り絵で作られた原画。

細かくて切るときに目がチカチカしそう…。

とりあえず、超がつくほど不器用な私にはムリです(苦笑)。

岡さんの模様については、次の号で取り上げます。

乞うご期待!

7月4日(土)、洞爺湖へ行きました。

touya1

74日(土)、洞爺湖へ行きました。

目的は「縄文シティサミット」。縄文時代の遺跡を有するまちの代表が集まるイベントです。洞爺湖町には昨年、世界文化遺産国内暫定リストに登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」のひとつ「入江・高砂貝塚」があります。土偶や土器を見ていると、デザインとカタチって大切だなあ、とつくづく思います。なんといったって、すべてがオールハンドメイドの一点もの。今の時代からみると、日常でそれを使うなんてかえって贅沢かも。ともかく、北海道から世界文化遺産が誕生してほしいものです。

その道中、ガラス工房「グラスカフェgla gla(グラグラ)」に立ち寄りました。

ちょうど、つくり手の高臣(たかとみ)さんがいらっしゃいました。どこか縄文人っぽい雰囲気も…。つくられるガラスのモノも、縄文土器のようにユラユラとうねっています。

写真はショップを外から撮ったところ。窓に洞爺湖の中島が映っておもしろい絵になりました(私も映ってますけど)。

touya2

「キラリ☆ヒラリ」というタイトルのお皿は、湖が似合う気がして湖畔で撮ってみました。

UFOみたい!? そういえば、洞爺湖にはよく来るらしいですね…。


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