さっぽろ赤レンガカフェ

市民ボランティアガイドがおもてなし案内をする拠点、また、札幌の街の魅力を「情報」「交流」「くつろぎ」により発信する拠点として「さっぽろ赤レンガカフェ」を3年間の期間限定で開設、案内所、カフェ、フリースペースを兼ねた空間を運営しました。

道庁赤れんが前にあった旧三井ビル別館1階に3年間営業していた「さっぽろ赤レンガカフェ」
フリースペースと案内スペース。憩いと交流の空間として多くの方に利用していただきました。
札幌の観光にかかわるパンフレットなどを設置したほか、自分で観光地について調べたい方のために無料のインターネットコーナーも設置。
「おもてなし案内」の担い手として、市民のボランティアガイドとしては「札幌商工会議所観光ボランティアガイドの会」に参画していただき、街案内、道案内などのガイド業務をおこないました。道庁赤れんが庁舎前という立地上観光客が多く訪れました。特に「無料ウォーキングガイドツアー」は、ボランティアガイドが起案して始まった取り組みで、大変好評でした。
年末年始以外は年中無休。いつも市民の観光ボランティアガイドが迎える。

カフェスペースの大きな窓からは、道庁前庭の緑が目に入る。外から見ると壁面一面に使われた赤れんが印象的。
カフェスペースは雪印パーラーがカフェの運営を行いました。また、カフェと併設のフリーの休憩所を持つことにより、観光客とともに地元市民がより気軽に訪れやすい空間にしました。

賑わいと魅力づくりとして、開設当初は「北のブランドショップ」を併設し、北海道内の魅力的な商品を提供しました。

さらに、地元の市民にガイドツアーを体験して街の魅力を再発見していただく取り組みとして「市民ガイドと歩くさっぽろシリーズ」を実施。また、赤レンガカフェの空間としての利用や魅力を高めるため、夜間の利用としては緩やかなテーマコミュニティ活動として「ニットカフェ」の定期的な開催や、「キャンドルづくり」「リースづくり」などのワークショップ、「さっぽろカルチャーナイト」「さっぽろキャンドルナイト」にも参加しコンサートなどの多くのイベントを開催しました。

赤レンガカフェ主催のニットカフェ(現「てくてくニットカフェ」)の企画展として、雪まつり時期に合わせて雪の結晶をモチーフにした作品展を開催した。
「さっぽろキャンドルナイト」に向けてameriさんを講師に迎えて開催した、キャンドルホルダーづくりのワークショップ。

2007年9月30日で営業を終了しました。

PROJECT NOTE

さっぽろ赤レンガカフェ~まちの魅力の案内所

  • 期間:2004年6月~2007年9月
  • 場所:札幌市中央区北2条西4丁目 旧札幌三井ビル別館1階
  • 事業主体:札幌商工会議所 札幌TMO
  • 運営主体:株式会社ノーザンクロス
  • カフェ運営:雪印パーラー
  • ロゴマーク:p.b.V 福井直士
  • 設計・デザイン:p.b.V
  • 施工:アスリック