長谷川聡氏がウッディートイズを訪問

本日(2014年11月25日)、デザインコンペのテーマ「磨かれた取っ手。」優秀賞受賞者の長谷川聡氏とともに、ウッディートイズさんを訪問しました。

打ち合わせの冒頭、施設長の米津氏より大きな問題点が提示されました。

「いただいたご提案では、ドアノブは小さなものだったが、製作と使いやすさの両面から検討してみるとサイズが大きくなり、ドア枠と干渉してしまう」

ドアの金具(ラッチ)の軸心からドアの端までの距離が通常約6cmなので、それ以上の回転半径のドアノブは枠にぶつかってしまうのです。今後、最適な寸法と形状を検討する必要があります。

また、テトラ型にするために3~4個の部材を突き合わせる角度調整が難しいという加工上の問題点も出されました。これについては後日、CADを用いて正確な角度を割り出すことに。

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打ち合わせる長谷川氏(奥)と米津施設長(手前)

 

テトラポッドのアルミ模型

アルミ鋳物のテトラポッド模型。この形状を参考にドアノブを作ろうとしているのです

 

テーブル上には試作品の数々が。米津氏の努力と苦心の跡が見受けられます

テーブル上には試作品の数々が。「職人」米津氏の努力と苦心の跡が見受けられます。

 

検討用のメモと試作品

検討用のメモと試作品

 

これは加工に使用している旋盤のチャック。加工方法、材料も合わせて検討する必要があります

木製品の加工に使用されている旋盤のチャックが出てきました。加工方法や材料の形状も合わせて検討する必要があります

問題点が出されたものの、より良い「商品づくり」に向けた第一歩として、とても有意義な打ち合わせになりました。今後は、シンメトリーなテトラポッド形状に固執することなく、使いやすさを再優先にデザインを調整することに。どのような商品が生み出されるか楽しみです!