積丹半島田中ノ袋澗遺構

■概要・見所
(港湾)積丹半島をー周すると、岩内町から神恵内村赤石まで国道229号の海岸に約80の小漁港跡、導水路跡(袋澗)がある。これは明治から昭和期積丹半島鰊千石漁場で建設使用された、世界的土木遺産。連続崖海岸のこの半島は鰊水揚げに困難があり、本州の護岸、築城技術を応用して袋澗が建設された。この鋏型の澗は積丹最大の網元の田中家(番屋は小樽鰊御殿)が建設し、北海道遺産(第2回)、産業考古学会推薦産業遺産に指定された。
積丹半島田中ノ袋澗遺構の写真

●所在地 古宇郡泊村
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆