高龍寺 本堂など(9件)

■概要・見所
 高龍寺は、1633(寛永10)年松前の法源寺の末寺として亀田に建てられた寺院で、現在の建物は、大火で焼失した後1879(明治12)年移転したときのものです。配置は、山門と本堂を直線で結び、それを囲むように左手前から金比羅堂、位牌堂、開山堂が建ち並び、右手に鐘楼が建ち並びます。本堂は入母屋屋根で、下に裳階(もこし:軒下の壁に差し掛けられた庇)を廻しています。寒冷な気候への対応か、縁を外部だけでなく室内にも巡らせています。装飾豊かな山門は、越後衆の仕事といわれています。
 [建設年]1900(明治33)年[構造]木造
高龍寺 本堂など(10件)の写真

高龍寺 本堂など(10件)の写真

●所在地 函館市船見町21-11
●文化財の指定函館市景観形成指定建造物
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]寺院として使用中(一般公開通常16:30・行事あるときは非公開)
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室