有島武郎旧邸

■概要・見所
 作家・有島武郎(1878〜1923)が、札幌農学校の教授時代に新築した住まいで、自ら設計したと考えられます。有島が住んでいた期間は数年でしたが、その後森本厚吉博士(1877〜1955)宅、農林中央金庫寮、北大職員寮などになり、長く親しまれてきました。現在の建物は、1913(大正2)年北12条西3丁目に建設された建物を、1986(昭和61)年に芸術の森へ移築したものです。腰折れ屋根(切妻屋根の上を緩い勾配、下を急な勾配にした屋根)や窓枠が外観の特徴。部屋の配置は洋風ですが、畳敷きの部屋もあり、和洋折衷建築といえます。
[建設年]大正2(1913)年[構造]木造2階建
有島武郎旧邸の写真

有島武郎旧邸の写真

●所在地 札幌市南区芸術の森2丁目
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]一般公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室