日本聖公会バチェラー夫妻記念教会堂

■概要・見所
 宣教師バチラー(1854〜1944)はアイヌ民族の父と呼ばれ、1877(明治10)年に北海道へ渡ってからの64年間、アイヌ伝道に生涯を捧げました。彼は1906(明治39)年に、有珠のアイヌ豪族向井富蔵の次女八重子を養女としました。この教会は、八重子の弟である向井山雄が中心となり建設したものです。建物の正面中央と1階左右の窓上部にあるノコギリ型の三角形は、「重ね菱」と呼ばれています。また1階左右の窓割は十字架を意識しているようにみられます。
 [建設年]1937(昭和12)年[構造]石造2階建
日本聖公会バチェラー夫妻記念教会堂の写真

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●所在地 伊達市向有珠町119
●文化財の指定伊達市指定有形文化財
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]教会として使用中
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室
※平成18年3月1日の伊達市・大滝村の合併により記載内容に変更のある場合があります。