絵馬カムイノミの図

■概要・見所
 絵馬「カムイノミの図」は、1872(明治5)年10月、幸喜丸の船頭・和右衛門が願主となっていますが、高価な絵馬であることと、遠景に福島屋杉浦嘉七所有(両天秤印)の帆掛け舟が描かれていることから、漁場持ちである嘉七が関わっていたと推測されています。
 大津や広尾の神社には幕末から明治にかけての絵馬が数多く奉納されていましたが、第二次大戦時にほとんどが焼却されてしまいました。
 幸いなことに残ったこの絵馬は、明治初期の和人とアイヌの関係を知る貴重な資料でもあります。
●所在地〒089-5463 中川郡豊頃町大津寿町101 大津稲荷神社
●その他問合せ先[名称]豊頃町教育委員会
[住所]〒089-5392中川郡豊頃町茂岩本町166
[TEL]015-579-5801
●文化財の指定北海道指定有形文化財