旧北海道立根釧農業試験場庁舎「伝成館」(旧北海道農事試験場根室支場庁舎)

■概要・見所
 北海道立根釧農業試験場庁舎は、1927(昭和2)年に開始された第2期拓殖計画において、本格的に根釧原野を開発するため設置されました。設計者の福岡伍一は北海道庁の技師として、各地で鉄筋コンクリート造の建築を手がけた人物です。両翼は1965(昭和40)年と43年の増築である。2003(平成15)年、この建物の価値に気づいた有志が、NPO法人伝成館まちづくり協議会を設立。その名前は初代場長松野伝に由来します。併設する木造の農具庫と図書資料室も1928(昭和3)年に建設され、歴史的な価値があり、現在活用方法を模索しています。
[建設年]1927(昭和2)年[構造]鉄筋コンクリート造2階建
根釧農業試験場旧庁舎「伝成館」(旧北海道立根釧農業試験場庁舎)の写真

根釧農業試験場旧庁舎「伝成館」(旧北海道立根釧農業試験場庁舎)の写真

●所在地 標津郡中標津町桜ヶ丘1-1
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]一般公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室