日本キリスト教会遠軽教会

■概要・見所
 遠軽の開拓は、1896(明治29)年の北海道同志教育会による学田農場に始まります。彼らはキリスト教主義による私立大学の建設を目的としていたため、当初から熱心に信仰が行われました。宣教師ピアソンらの指導により、1906(明治39)年牧師館、集会所、伝道教会を建築。1931(昭和6)年会堂と牧師館を焼失しますが、同年再建したのが現在の建物です。池畑は設計に際し、田上義也が1927(昭和2)年に設計した、札幌北一条教会を参考にしたといいます。玄関上部に配した2本の縦長の窓、正面両脇のバラ窓の配置、斜め方向の窓桟にその影響がみられます。
 [建設年]1931(昭和6)年[構造]木造1階建
日本キリスト教会遠軽教会の写真

日本キリスト教会遠軽教会の写真

●所在地 紋別郡遠軽町大通南2丁目
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]教会として使用中
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室