網走市立郷土博物館(旧北見教育委員会網走博物館)

■概要・見所
 網走の豊かな「自然」と古代から現代に至る「歴史」の流れを展示解説しています。

【歴史的建造物/北海道大学建築史意匠学研究室・原朋教】
 皇太子殿下御誕生記念事業として建設された博物館で、展示品は初代館長を務めた米村喜男衛(1892〜1981)が発掘した、モヨロ貝塚出土品を中心としています。設計は建築家の田上義也が手がけ、階段室の小窓にあった幾何学模様のステンドグラスや、展示室の緩やかな勾配天井に、師F.L.ライトの影響を見てとれます。一方で正面2階の円柱や壁面のブロック型による力強さは、1930年代の作品に特徴的な「雪国的造形」の表現といえます。
[建設年]1936(昭和11)年[構造]木造2階建
網走市立郷土博物館(旧北見教育委員会網走博物館)の写真

網走市立郷土博物館(旧北見教育委員会網走博物館)の写真

●所在地〒093-0041 網走市桂町1丁目1-3
●連絡・問合せ先 ・TEL:0152-43-3090 / ・FAX:0152-61-3020
●施設の構成[1階]展示室(自然)
[2階]展示室(歴史)
●展示品・収蔵品・海と陸の動物、野鳥の剥製
・旧石器時代から現代までの歴史資料
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]5〜10月/9:00〜17:00、11〜翌4月/9:00〜16:00
[休館日]月曜日、祝日、年末年始(12月31日〜翌1月5日)
●料金[高校生以上]120円 [小中学生]60円
[割引]20名以上で2割引
●見学の所要時間 約30分
●参加・体験イベント◆史跡めぐり、スライド・VTR上映会、野鳥観察会、植物観察会、標本作り教室、星座を見る会、天文学習会など

※日程、参加費用、申込み方法などについては博物館へお問合せください。
●公共交通アクセス ・JR石北本線「網走駅」より徒歩で約15分
●駐車場あり/無料(一般5台)
●備考 [写真出典]網走市立郷土博物館