オホーツクミュージアムえさし

■概要・見所
 館名に「オホーツク」とあるように、オホーツク海と流氷、オホーツクに生きる動物たち、オホーツクとともに歩む枝幸町の歴史など、オホーツク海と枝幸町に関する様々な資料を展示しています。
 中でも、古代オホーツク海を舞台に花開いた先史海洋狩猟民文化「オホーツク文化」については、町内から発掘された膨大な資料をもとに展示を充実させており、原寸大で復元されたオホーツク文化期の竪穴式住居の中に入って当時の生活を体験することができます。長さ9m×高さ4.5mという巨大な空間は、見るものを圧倒し、内部に再現された「クマ送り儀礼」などは、日本文化とは全く異なる文化伝統がこの地に存在したことを実感させてくれます。
 館内には子どもを対象とした多目的学習スペース「子どもミュージアム」を併設しており、古代人の服を着たり、土器のパズルを組み立てたりと様々な体験を通して郷土の歴史を学習することができます。
オホーツクミュージアムえさしの写真

オホーツクミュージアムえさしの写真

●所在地〒098-5823 枝幸郡枝幸町三笠町1614-1
●連絡・問合せ先 ・TEL:0163-62-1231 / ・FAX:0163-62-2121
●施設の構成[地階]荷捌き室、収蔵庫、特別収蔵庫、大型資料収蔵庫、物品庫
[1階]ホール、子どもミュージアム、シアター、事務室、常設展示室、作業室、図書研究室
[2階]会議室、特別展示室、鉄道資料展示コーナー
●展示品・収蔵品・国指定重要文化財「北海道目梨泊遺跡出土品」319点
・北海道指定有形文化財「ホロナイポ遺跡出土の遺物」14点
・枝幸町指定文化財「厳島神社船絵馬」2点
・目梨泊遺跡(オホーツク文化期)出土品約230000点
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]9:30〜17:00
[休館日]月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、月末の火曜日、年末年始(12月29日〜翌1月2日)
●料金 [一般]300円 [高校生]100円 [小中学生]50円
[割引]10名以上で一般200円 高校生50円 小中学生20円
※学校教育・社会教育・社会福祉関係団体の利用時は減免あり
●見学の所要時間 約40分
●参加・体験イベント [平成17年度実施状況]
◆貝玉作り体験教室「海からもらったアクセサリー」
・日程/10月1日(約180分)
・申込み方法/電話申込み可
◆土器作り体験教室「クマの土器を作ろう」
・日程/10月22日(約180分)
・申込み方法/NHK旭川放送局へ申し込み(共催事業のため)
◆勾玉作り体験教室「磨けば光る世界で一つの宝物」
・日程/11月26日(約180分)
・申込み方法/電話申込み可
◆伝統文化体験教室「ペッタンコロコロ餅花作り」
・日程/12月28日(約180分)
・申込み方法/電話申込み可
◆収蔵資料特別展「僕の知らない昭和時代」
・日程/6月1〜7月10日
◆収蔵資料特別展「語り継ぎたい戦時下の枝幸」
・日程/8月4〜9月22日
◆コーナー特別展「いきもの情報局」
・日程/10月8日〜
※いずれも料金は無料です。
●施設案内ガイド ・受付案内係が2名常駐していますので、40分程度の常設展示室の解説と案内を無料で随時受付けています。
・団体利用の場合は事前にご予約いただければ、学芸員が常設展示室や収蔵庫をご案内いたします。
●バリアフリー対応 あり/身障者用トイレ、車イス完備
●自動車アクセス ・道央自動車道旭川鷹栖ICより約210分
・稚内市内より約150分
・紋別市内より約90分
●公共交通アクセス ・宗谷バス「札幌センチュリーロイヤルホテル前」→(えさし号・約300分)→枝幸ターミナル
・道北バスまたは宗谷バス「旭川駅前」→(えさし号・約220分)→「枝幸ターミナル」
●駐車場あり/無料(大型10台、一般30台)
●施設から寄せられた
 近隣のアート・
 カルチャー情報
◆目梨泊遺跡/オホーツク文化期最大級の集落遺跡
◆神威岬/枝幸町と浜頓別町の境界をなし、江戸時代以来交通の難所として知られ、絵図にも描かれることが多い岬です。付近には目梨泊遺跡があり古代の航海者にとって格好の目印であったと思われます。
◆川尻南北チャシ跡/オホーツク文化期−擦文文化期−アイヌ文化期にわたる複合遺跡で、アイヌ文化期のチャシ(砦)としては類例の少ない孤島式チャシです。
●備考 [写真出典]オホーツクミュージアムえさし
※平成18年3月20日の枝幸町・歌登町の合併により記載内容に変更のある場合があります。