北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部)

■概要・見所
 館内の展示は札幌農学校に始まる「北大歴史展示」、恐竜の化石や鉱物などの「学術資料展示」、多彩なテーマの「学術展示」に分けられ、約3500点の資料や標本が展示されています。

【歴史的建造物/北海道大学建築史意匠学研究室・原朋教】
 北海道大学の前身、札幌農学校は、1903(明治36)年、現時計台あたりから現キャンパスへ移転しました。その際新築された建物の多くは現存し、良好な大学環境創出に貢献しています。その中心的役割を担う歴史的建造物の一つが旧理学部本館で、全体は中世様式でデザインされていて、北大(札幌農学校)創立125周年を機に総合博物館となりました。設計は北大営繕課長の萩原惇正で、農学部本館も彼の設計によるものです。この他にも放送大学施設(1901[明治34]年)、図書刊行会(明治35年)、古河記念講堂(明治42年)など、歴史的な価値を持つ建物が多く存在し、大学内の歴史的エリアとして位置づけられています。
[建設年]1929(昭和4)年[構造]鉄筋コンクリート造3階建
北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部)の写真

北海道大学総合博物館(旧北海道帝国大学理学部)の写真

●所在地〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目
●連絡・問合せ先 ・TEL:011-706-2658 / ・FAX:011-706-4029
・E-mail:museum-jimu@museum.hokudai.ac.jp
・URL:http://www.museum.hokudai.ac.jp
●施設の構成[1階]事務室、展示室、機械室、収蔵室、実験室
[2階]展示室、標本整理室、研究室、教官室、ミュージアムショップ、収蔵室、実験室
[3階]展示室、休憩室、収蔵室、実験室
●展示品・収蔵品・恐竜、哺乳類、植物、昆虫などの標本
・北大の歴史などに関する展示品
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時](夏期)6〜10月/9:30〜16:30、(冬期)11〜翌5月/10:00〜16:00
[休館日]月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日〜翌1月5日)
[その他休館時期]大学行事などによる臨時開館・休館あり
●料金 無料
●見学の所要時間 約60分
●参加・体験イベント ◆土曜市民セミナー
・日程/毎月第2土曜日13:30〜15:00
◆21世紀COE「新・自然史J科学創成」市民セミナー
・毎月第3及び第4土曜日13:30〜15:00
※いづれも無料、当日会場にてお申込みください。
●バリアフリー対応 あり/エレベータ、トイレ、車イス貸出し(1台)
●公共交通アクセス ・JR函館本線「札幌駅」北口より徒歩で約10分
・市営地下鉄南北線「北12条駅」より徒歩で約10分
●駐車場なし
※公共交通機関のご利用をお願い致します。
●施設から寄せられた
 近隣のアート・
 カルチャー情報
◆財団法人北海道開拓の村/札幌市厚別区
●備考 [写真出典]北海道大学総合博物館