五稜郭と箱館戦争の遺構
(函館市など)



 
 箱館戦争は明治元年10月20日の旧幕府脱走軍の侵攻に始まり、翌2年 春の新政府軍の反撃により、5月18日の五稜郭開城で終わりました。この戦いは道南一帯に及び、その遺跡、遺構が随所に見られます。
 榎本武揚率いる旧幕府脱走軍艦隊が上陸した鷲ノ木(森町)、蝦夷島臨時政権の根城となった五稜郭や千代ケ岡陣屋跡、弁天岬台場跡、急ぎ造成された四稜郭、権現台場跡<旧東照宮跡>(函館市)、猛攻を受けた松前藩の居城、福山城(松前町)、新城の館城(厚沢部町)、旗艦開陽丸が座礁、沈没した鴎島沖(江差町)、新政府軍が上陸した乙部海岸、激闘を展開した二股口(大野町)、土方歳三が戦死した一本木関門跡(函館市)など、戦いのすさまじさを偲ばせます。


戻る