モール温泉
(音更町など)
モール温泉は、泥炭を通して湧出するもので独特の黒っぽい湯が特徴です。ドイツのバーデンバーデンにあるものが有名で、日本では北海道の十勝に代表して見られるほか、石狩平野や豊富町などでも湧出しています。
呼び名のモールは「Moor」のドイツ読みにちなむもので、泥炭のことを意味しています。主成分は植物性腐食質で、鉱物成分より植物成分が多いのが他の温泉との違いです。また、熱源は地熱に加えて、地下での植物の堆積物による発酵熱と考えられています。泥炭に含まれるフミン酸などが美容にも効果があると言われています。