10/14(月・祝)カメラ女子のための文化的景観撮影ツアーを開催しました

10/14(月・祝)、「カメラ女子のための文化的景観撮影ツアー」を開催、写真好きの女性たちに参加していただきました。

平取町には写真を撮る方に見つけていただきたいフォトジェニックな風景がたくさんある、と常々考えていたスタッフは、今回はじめて「カメラ女子」のみなさんのためのツアーを企画いたしました。以下、参加されたCHIZURUさんと佐藤千佳子さんに写真提供のご協力をいただきつつのフォトレポートをお送りしたします。

バスが最初にとまったのは、沙流さけ・ますふ化場。この日は運良く、ここの職員の方が、ふだんは閉めているゲートを開けて入れてくださいました。ラッキーです。
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海から産卵のために生まれた川、沙流川支流の福満川へ戻ってきたサケの姿がみられました。サケが精一杯生きている生命の躍動が伝わりますね。
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(写真/佐藤千佳子さん)

義経神社の境内も、いつもとちがったアングルから。
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(写真/佐藤千佳子さん)

おなじみ、義経神社のエゾリス。カメラ女子の訪問にご挨拶?この日もお目見え。
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(写真/佐藤千佳子さん)

いつもは、バスの窓から見ることの多い「ロクンテウエトゥ」(rokuntew etu)。帆船の帆先という意味です。
崖に帆船のような形があり、1600年頃、このあたりまで大きな津波がきたという伝承があります。1857年、この辺りにあったポロサルという大きなコタンに松浦武四郎がやってきて、そのときの様子をスケッチして『蝦夷日誌』や『東西蝦夷山川地理取調図』といった本を残しているのですが、そうしたスケッチの中にロクンテウがあります。
そんな伝承の残る場所が、平取町にはたくさんあります。

この日はなんと、ロクンテウエトゥの上に登りました。
ロクンテウエトゥの上に登る

下の写真はムイノカ。ムイ(muy)というのはアイヌ語で農具の「箕」、ノカ(noka)は「形」のこと。つまり、崖の土の見える面が箕の形をしていることからこの呼び名がついています。もちろん、ムイノカにも伝承があります。
ムイノカ
(写真/佐藤千佳子さん)

さらに、マカウシ(maka usi)の滝でも、カンカン(kan-kan)ガローでも、みんな長ぐつ持参&着用でアクティブに撮影していました。
これはマカウシの滝。
マカウシの滝
カンカンガロー。
カンカンガロー
カンカンガロー
のんびりと休憩場所にとどまっていられる時間帯にも、マンロー邸などまで足をのばすなど、みなさん、意欲的でした。
素敵な風景に出会うために、とにかく歩く、歩く。

そうして撮れた写真が、こちら。
カンカンガローはちょうど紅葉が美しく、他の季節では見られないカラフルな光景が広がっていました。
カンカンガロー
(写真/佐藤千佳子さん)

二風谷ダムは、ふだん管理橋に入れないのですが、この日は特別に開けてくださいました。
沙流川の風景。
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(写真/CHIZURUさん)

二風谷に暮らして、地域の人々の医療に貢献したマンローさんが住んでいたマンロー邸。
マンロー邸 平取町
(写真/佐藤千佳子さん)

マンロー邸 平取町二風谷
(写真/佐藤千佳子さん)

こちらは、二風谷のチセのある風景。絵になりますね。
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(写真/CHIZURUさん)

ほかにも、魅力的な風景がたくさんあったと思います。
ぜひまた新たな風景を見つけていただけるように、違う季節にも開催したいと考えています。

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