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長岡市検討会(3)報告

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 平成20年2月15日(金)、長岡市モデル地区検討会(第3回)を開催しました。その模様をお知らせします。

概要

1.日時:平成20年2月15日(金)15:00から17:00
2.会場:長岡グランドホテル
3.参加者:検討委員6名、関係機関、事務局など
4.議題:
(1)第2回地区検討会の確認
(2)第2回調査検討委員会(親委員会)の報告
(3)健康長寿観光フォーラム(仮称)の開催について
(4)モデル地区調査報告の構成案について
(5)モニターツアーの実施内容について
(6)モニターツアーアンケートの実施結果について
(7)健康長寿観光のあり方と展開方策について
(8)長岡市における健康長寿観光の展開方策について

こんな意見が出ました

モニターツアーを振り返って

・新潟県の参加者が多かったのも良かったと思う。アンケートにも「これからは地元のことも見てみよう 」という回答があったが、それは大事なことだ。
・比較的高齢の方でもインターネットの利用率はかなり高いようだ。
・長岡のツアーは非常にバランスのとれたプログラムだったように思う。山古志の佐藤医師などのお話 を聞いたことに対する評価が高かった。また、あまやち会館の料理や、賽の神の行事など地元の素朴 なもてなしといった部分の評価が高かった。
・各地に滞在して、郷土料理を食べて、地元の人との交流を楽しむ、これが観光の主流になるのでは ないか。

健康長寿観光のあり方と方策について

・健康観光という中に「交流」という文言を入れてはどうか。来る人も迎える人も健康になるというイメー ジ。
・「健康」という語は健やか・康らかということでまだ現状維持というイメージ。まだ後ろ向きではないか。 健康の康という字を「幸」に変え、もう少し攻めのイメージを作ろうということも言われているようだ。
・健康休暇というネーミングは面白いが、旅行というイメージが消えてしまう。自宅にいても健康休暇と いうことはできる。どこかに出かけることによって健康になるというイメージをもう一度掘り起こしてみて はいかがか。

長岡市における健康長寿観光の展開方策について

・震災を契機に色々な機関ができてきている。将来的にそうしたものが一本化できてまさに地域マネジ メント機関に発展していけば一番良い。
・現在はツアーを作ってもなかなか売る場所がないので、売る場所をどう確保していくか。もう少し長岡 以外にも範囲を広げると多様性がもっと出てくると思う。
・例えば、ツアーの中でも管理栄養士が旅館や食堂などと連携しながら、全体を見ていくというようなこ とがあっても良いと思う。
・「五感リフレッシュ」というフレーズはとても良いと思う。うつ病なども増えている中で、健康や癒しという 要素は非常に大きい。
・まずは見ていただくためのキャッチフレーズや情報提供が必要。いくら素晴らしい企画があっても知 ってもらわない限りは来てもらえない。
・地域に来て、海岸清掃、森林伐採のボランティアなどに関わり、地域の環境維持につなげるということ があっても良いと思う。
・「越後長岡」など統一した大きなネーミングで攻めていくということも考えられるのではないか。
・観光産業として捉えた場合、重要なスモールビジネスといえる。需要はあって魅力的なのだが、問題 は宿泊先の確保。こういうテーマの旅行は小さな民宿で住民とのつながりを持つ、というスタイルが良 いのかもしれない。そのための支援も必要。
・都会の方が来ることを狙っていると思うので、「都市と里山との交流」ということをもっと明確に位置づ けていく必要があるかもしれない。
・長岡は東京からアクセスが良く、あっという間に着くが、だからこそ滞在しないという課題がある。とは いえ、錦鯉や棚田など観光資源は多い。そういうものを入れながら滞在型観光につなげていけると良 い。

まとめ

・モニターツアーではその土地ならではの行事や食事、地元の方との交流など素朴な体験に価値を見 出す人が多いことがわかった。
・長岡は山古志地域をはじめとするそうしたニーズに応えることができる資源に恵まれた地域である。
・そうした資源を生かしていかに付加価値を生み出すような仕組みを作っていくかという視点を持ちなが ら今後の展開を考えていく必要がある。

日時: 2008年02月20日 20:28 | トラックバック (0)

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