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三原市検討会(2)報告

カテゴリー:地区検討会 ¦ 三原市(広島県)

 平成19年12月4日(火)、三原市モデル地区検討会(第2回)を開催しました。その模様をお知らせします。

概要

1.日時:平成19年12月4日(火)15:00-17:30
2.会場:三原市市民福祉会館
3.参加者:検討委員6名、関係機関、事務局など
4.議 題:
(1)第1回地区検討会の確認
(2)第1回調査検討委員会(親委員会)の報告
(3)都市住民向けネットアンケート調査結果について
(4)三原市モニターツアーの報告
(5)モニターツアーアンケート結果について
(6)その他

こんなご意見が出ました

三原市モニターツアーを終えて(10月27日?30日実施)

・参加者は7名だったが、アンケート結果を見るとプログラムの満足度は高く成功だったと言える。県立広島大学での健康セミナー・健康チェック、佐木島での砂浜ウォークと地元の方々との交流は特に満足度が高かった。
・佐木島のツアーに参加したが、このような宝の島が近くにあるとは知らなかった。こんなにアクセスの良い離島は広島県内にはない。そこをきちんと売り出すことが大事だと思う。
・具体的な「健康」とは何か。実際にこのようなツアーに参加してみると、地元の方の温かい歓迎や触れ合いが気持ちをリラックスさせ、そのような事一つ一つが健康につながることがわかってもらえると思う。健康の要素はたくさんある。
・食について、市内観光コースのエアポートホテルでの昼食は、三原でなければ食べられないようなものを特に作ってもらったのか。
→三原市の地産地消の特別メニューをホテル側から提案してもらい、スペシャルランチを作ってもらった。参加者には大変喜んでもらえた。

モニターツアーの今後の課題

・今回7名の参加者に対し受け入れ側が大勢という状況は、今後も事業を続けていくためには市場性のことなど多くの課題がある。
・今回リピーターの方の参加は大きなポイントである。来られる側(ゲスト側)と迎える側(ホスト側)の考えに違いがあると難しいが、佐木島ではこの点はうまくいっていると思う。この点はこの事業が今後さらに発展するための重要なポイントだと思う。
・受け入れ側の体制作り、サポートする方々の人材育成、そして全体をコーディネートしていく組織・機関が必要ではないかと思う。
・外の人に佐木島や三原の良さをどう伝え、どうアピールしていくかは経営的・専門的な部分が必要。その部分を仕組みとしてどのように構築していくか。日常的なしくみにどのように置き換えていくかが課題。

今後もツアーを継続していくために

・佐木島でのモニターツアーは、年間を通したプログラム、継続的に宿泊できる場所、食事を出せる場所など、少しずつ形につながるまでは少人数でも実績を積んでいくことが必要。費用はかかるが、一度来られた方にプログラムを含めた季節ごとのお知らせを送ることでリピーターの方が増えるのではないかと実感した。
・佐木島でトライアスロンが続いてきたのは、選考に漏れた人も含め申込者全員にDMを送り続けたことで選手を確保できたからだと思う。今回の事業ではDMを出しても去年と今年を合わせて20人に満たない。でもそこをさぼってはいけないと思う。
・県立広島大学の学生の保護者に案内を送れば、自分の子供はどんなところで生活しているのかと思い、来てくれるのではないか。
→今回は間に合わなかった。次回は保護者にも案内を出す予定。少しでも来てもらえる手段を色々な形で取っていく必要がある。

「一度は三原に行ってみたい」と思ってもらえるために

・「一度は行ってみたい」と思われるような日本一、中国一、瀬戸内海一の三原の名所・旧跡・味を作ってはどうか。自称でもかまわない。三原を印象づけ知ってもらうことが大事。例えば他県との名物対決をやっさ祭りに合わせてイベント的に行うなど。

市内の人をターゲットに。まずは自分から

・この事業を「定住促進」という視点で行うと市内の人は対象からはずれてしまう。
・健康の指標の一つに医療費がある。来年4月から全ての企業にメタボリックの健康診断が義務付けられることを考えると市内もターゲットになる。
・市内の人でも三原の歴史の話などは知らない人が多い。まず三原の良さを自分自身がよく理解し、市外はもちろん市内の人にも三原の良さを知ってもらう必要がある。
・小規模であっても、三原市は「健康応援都市」としての活動を続けるとともに、まずは三原市に住んでいる自分達が健康づくりをしているということが大事。
・県立広島大学での研究を保健士にフィードバックして三原市内の人に健康への関心を持ってもらえれば、三原市は健康長寿を目指した素晴らしいプログラムを行っているということを他の地域に対しても大々的にPRできるのではないか。
・地元の方々が健康長寿の暮らしをしていなければ、健康長寿観光で人を呼ぶことにリアリティがない。三原市内、佐木島の人々の生活様式や暮らし方が健康で生き生きとしていることの基本には、地元の人が町をよく知ったり歩いたり、良さを再確認することがなければならない。

日時: 2007年12月17日 14:07 | トラックバック (0)

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