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長岡市検討会(2)報告

カテゴリー:地区検討会 ¦ 長岡市(新潟県)
 平成20年1月15日(火)、長岡市モデル地区検討会(第2回)を開催しました。その模様をお知らせします。

概要

1.日時:平成20年1月15日(水)13:00-15:00
2.会場:長岡市グリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部
3.参加者:検討委員6名、関係機関、事務局など
4.議題:
(1)第1回地区検討会の確認について 
(2)第1回調査検討委員会について
(3)都市住民向けネットアンケート調査結果について(親委員会)の報告
(4)モニターツアーの実施計画について
(5)その他(第3回検討会の日程について等)

こんな意見が出ました

長岡で健康長寿観光に取り組む意義について

・「なぜ長岡までわざわざ来て健康になるのか」というストーリーが今回の調査検討の議論のなかで作れると良い。
・自分達ではなかなか気づかないが、長岡は人口あたりの福祉施設の数が日本一。ウォーキングマップなども作られており、健康に関する素材は豊富といえる。
・例えば、山古志に10日間いるだけで普通の人は健康になるのではないか。難しいことをしなくても、美味しい空気を吸って、地のものを食べて、ストレスを発散する。そうしたポテンシャルを持っている地域だと思う。
・今回の調査が良いモデルケースとして、この地域での滞在型観光が促進される契機になると地域にとってもありがたい。

長岡における健康長寿観光の方向性 

・モニターツアーが13日から始まっているが、やはり「食べる」「見る」というところは非常に五感を刺激するようだ。
・健康長寿ということになると、ひとつのエリアにしぼることはなかなか難しい。合併した市町村それぞれの良いものをいくつか体験できると良い。四季を通じた中でそれらを組み立て、体験した人がリピート化するようなプログラムが確立できると面白い。
・財団法人山の暮らし再生機構では、エリアツーリズムエージェンシーという概念で、この地域を一番知っているところが旅行のメニューを作って売り出すことができないかと考えている。

健康長寿観光の展開に向けたアイデアについて

・団塊の世代は二地域居住、週末居住、季節居住といったことに非常に関心がある。実際にそうした経  験をしている人の話を聞くのも良いかもしれない。
・都会に住んでいる人が逆に山古志をガイドしたりということがあっても面白い。ガイドをすることは脳の活性化にもなる。
・ガイドについてはやはり地元の方が語るのが良いと思う。現在山古志には多くの人が視察に訪れているが、地元にお金がほとんど落ちていないのが現状。地元の人が案内をしてそのガイド料を若干でももらう、あるいは長時間滞在してもらうことで、野菜や民芸品が売れるというような仕組みを作っていきたい。
・「食べる」ということでは、マクロビオティックという考え方もある。地元で取れた野菜を健康に良い食べ  方をするというツアーがあっても良いかもしれない。 
・福祉施設などで、ボランティアをしたくても一歩踏み込めない人も多い。例えば、旅の中でボランティアをしてみようという人もいるかもしれない。場合によってはこちらから対価を支払うようなことがあってもいいと思う。
・全国には「ウォーキングマニア」といえる方がたくさんいる。ウォーキング協会というところもあり、かなり情報をもっている。これから取り組みたいという人もたくさんいるはず。そうしたところと連携できると良い。
・介護をしたり、されたりした経験のある方が健康に対する意識も高い。介護をしている比率も女性が高いということからも長岡に来て女性が健康になっていただくというのは良いテーマだと思う。
・「ウォーキングが好きで健康になりたい人」といった漠然としたものではなくターゲットを絞る必要がある。いかに女性の心理をつかむか、次も来たいと思わせるかが大切。ネーミングも重要で、やはりときめきがあるような名前がないと、「長寿ツアーに行こう」ではなかなか参加しないのではないか。
・「長寿」という名前は変えたほうがいいかもしれない。既成概念をやぶってもいいのではないか。平均年齢は80歳の時代で、60歳などではまだまだ長寿とはいえない。

まとめ

・長岡は健康に関する素材が豊富な地域であり、それは福祉施設の充実やウォーキング等の取り組み、山古志に代表される山の暮らしそのものであったりする。
・それらを活かした観光を展開していくにあたっては戦略が重要。ターゲットを明確にし、ガイドや食など工夫を凝らしていく必要がある。ネーミングも大切な要素になってくる。

日時: 2008年01月28日 19:21 | トラックバック (0)

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