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第1日目(1月13日)伝統行事に参加→山古志支所長のお話
味わい深い郷土料理の数々に、参加者の皆さんからも何度も「美味しい」という声があがっていました。また、正月の行事や食事などについて地元の皆さんのお話を聞きました。
食事の後、「賽の神(どんど焼き)」行事に参加しました。「賽の神」はわらや竹で作られたほこらに地域の人がしめ縄やお飾りを入れて燃やし、その年の無病息災を祈る小正月の行事です。その年の年男・年女の皆さんが火を入れます。
燃え上がる炎のまわりで、するめを炙ったり、甘酒や豚汁などを頂きました。地域の子どもからお年よりまでとても多くの住民の皆さんが集まっていました。
地元の皆さんとなつかしい羽根つきも楽しみました。羽根つきに使うのは甑(こしき)と呼ばれるこの地域で雪掘り(雪下ろし)に使われる木製の道具の小型のものです。
一日目の宿「あまやち会館」へ。館内には、地元の方が製作したわらじや背負子、蓑など昔ながらのわら細工や民具なども展示されています。
長岡市山古志支所の青木支所長から、平成17年の中越地震における山古志地域の震災からの復興についてのお話を聞きました。「山の暮らし・集落を大切にしていくことが重要」との青木支所長のお話に参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
夕食は地元の山菜をふんだんに使ったまさに「山菜づくし」といった料理でした。
第2日目(1月14日)佐藤医師のお話→寺泊きんぱちの湯入浴
山古志の応援歌も全員で歌いました。朝から声を出して歌うことで気分もリフレッシュできるようです。
応援歌は山古志の美しい自然や暮らしの様子とその復興を願う気持ちを歌詞に込めたもの。
山古志から一気に日本海に面する寺泊へ向かいます。途中、バスを降りて、雪景色の山古志の風景を眺めました。
寺泊へ移動し、「寺泊きんぱちの湯」での温泉入浴を行ないました。ここでは、佐渡沖4km、水深330m付近を流れる佐渡海洋深層水を利用しており、ミネラル成分が豊富で健康にも良いとされているそうです。
第3日目(1月15日)歴史の街並み見学→かんじき・クロスカントリー体験
吉乃川酒蔵資料館「瓢(ひさご)亭」では、館長さんから酒づくりについての解説を聞いた後、地酒の利き酒を体験しました。参加者の皆さんも種類や製法による味のちがいを楽しみました。
午後のプログラムは、かんじきウォークとクロスカントリースキーの体験です。4日間のうち一番の晴天に恵まれました。会場となった長岡グリーンヒルゴルフ倶楽部は、前日の降雪により、素晴らしいコンディションになりました。
まずは、室内でかんじきの履き方を確認した後、いよいよ雪原へ。
昔ながらのかんじきを履いての雪原ウォーク。中には雪の上で大の字に寝転ぶ人も出るなど、参加者の皆さんも童心に帰った気分で楽しみました。
続いて、クロスカントリースキーを体験しました。まずは、インストラクターの先生から道具の扱い方と基本的な歩き方について指導を受けました。はじめは下り坂などで少し苦労している参加者の方もいましたが、すぐに慣れたようです。
約30分程度、存分にクロスカントリースキーを楽しみました。参加者の方々の満足度も非常に高かったようです。先生のお話によると「クロスカントリーはけがが少なく、お年よりでも楽しめるスポーツ」とのことでした。
第4日目(1月16日)健康の駅「ながおか」見学→河井継之助記念館見学
次に健康維持のための運動の必要性や実際にトレーニングを行なう場合のポイント等について、お話をいただきました。
まずは、各自の体重や体脂肪率などを測定し、測定値にもとづき、体年齢を算出、実年齢と比較してみました。
筋力トレーニングのプログラムのひとつとして、スクワットを行ないました。インストラクターの指導のもと、正しいスクワットの方法について学びました。
ツアーの最終行程として、河井継之助記念館を見学、館長に解説をしていただき、江戸時代数々の藩政改革を行なったことで知られる河井継之助の人間像に触れることができました。
昼食は「“桜飯”河井継之助御膳」。郷土の食文化をアピールしたいとの思いから作られたとのこと。桜飯とは味噌漬飯のことで、大根の味噌漬を刻んでご飯にまぜたもの。当時、河井継之助も好んで食していたとの記述が司馬遼太郎氏の著書にも見られるそうです。
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