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上士幌モニターツアー報告

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 平成20年1月24日(木)から27日(日)まで、3泊4日の日程で上士幌地区モニターツアーを行いました。参加者は18名。北海道の冬の魅力を満喫するとともに、テーマどおり「美味しく・楽しく」、メタボリックやストレス解消による「健康」づくりについて、じっくり学んだツアーの様子をご報告します。

第1日目(1月24日) オリエンテーション


第1日目、北海道は爆弾低気圧に見舞われたため、飛行機が帯広空港に到着できなくなるアクシデント発生。急遽旭川空港からバスで上士幌町に移動となりホテルには20時着。1日目の行程は順延し、まずは上士幌町ご自慢の「糠平温泉」にゆっくりとつかって旅の疲れをおとしていただき、明日から本格的なツアーを始めることになりました。

第2日目(1月25日) メタボ&ストレスチェック&森林浴スノーシューを楽しむ


旅の「オリエンテーション」とメタボリック調査、現在のストレス状況をはかるPOMS(心理テスト)を行ったのち、雪原の中をウォーキングする「森林浴スノーシュー」を実施しました。

○メタボ対策と食事法
朝食の前に、管理栄養士である藤女子大学・三田村先生にメタボリック症候群とメタボを防止する食事法のポイントについて学びました。
「食事バランスガイド」を用いた内容で、ツアー後にも自宅で実践できそうです。

 


○朝食
早速、食事法を朝食バイキングで実践。
三田村先生が用意された適切な食事例を参考に、朝食メニューを組み合わせました。

 

○ご挨拶とオリエンテーション
朝食後は、上士幌町と北海道大学西村教授からご挨拶。本ツアーの目的や健康長寿観光について確認しました。

 


○POMS(心理テスト)とメタボアンケートの実施
ストレスの状態をはかるPOMSを実施。自分の今の気持ちについて回答します。「意地悪したい・・」「自分はほめられるに値しない・・」などなかなか深い質問が続きます。
メタボアンケートもあわせて実施。最終日に調査結果が渡されます。真剣な表情の皆さんです。

 


○「生活習慣と食事」調査及び講話「メタボ対策の食事法」
健康づくりの基本は栄養バランスにあり。日ごろの食生活を見直すため「食物摂取頻度調査」を実施しました。

 


三田村先生、藤女子大大学院の学生さんから助言を受けつつ回答します。

 


○昼食
北海道の人気メニューの一つ野菜たっぷりのスープカレーをいただきました。

 


○個人選択プログラム
午後はお好みのプランを選んで過ごします。
・スキー(糠平温泉スキー場)
・森林浴スノーシュー
・ゆったりのんびり
このうち、14名の方が参加された「森林浴スノーシュー」についてご報告します。

 


上士幌町には北海道遺産「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」があります。
中でも人気の高い「タウシュベツ橋梁」は糠平湖上に浮かぶメガネ橋。
夏場は水の中に浮かんでは消える「幻の橋」といわれています。

 


冬季は糠平湖が氷結します。
アーチ橋に触れるほど近くで見られるのはこの時期ならでは。 「タウシュベツ橋梁」を目標に、雪原となった糠平湖上を往復約4km歩きます。

 


道中ではガイドの皆さんから糠平湖の生き物たちのお話を聞いたり、北海道の雪景色を楽しみながら進みます。
こちらの写真は通称キノコ氷。切り株の上にできる不思議な氷です。
冬の森の中、氷上はとりわけ空気が澄んでおり、寒いながらもすがすがしい気持ちに。

 


やっとタウシュベツ橋梁に到着しました。 なんと83歳の参加者の方も完歩!参加者みなさんでお互いの検討をたたえあいました。

 


○夕食
北海道の産品を活かした野菜たっぷりのヘルシーメニューがならぶバイキング。

 


三田村先生、藤女子大学大学院生の皆さんに適切な量・栄養素の献立プレートを3種類ご用意いただきました。

事例を見て、先生にアドバイスを受けつつ適切な量をいただきます。
・・が地元産品のお料理が美味しく種類が多いため、ついつい多めにいただいてしまった方も。

 

第3日目(1月26日) 自然を満喫&免疫バランス・生活習慣と食生活を学ぶ


個人選択プログラムと「生活習慣および免疫バランス」について学ぶ講義、前日に行った「生活習慣と食事調査」の報告、モニターツアーヒアリングと参加者の皆さんは大忙しの一日でした。

 


○選択プログラム
午前中はお好みのプランを選んで過ごします。
・スキー(糠平温泉スキー場)
・糠平湖でワカサギ釣り
・ゆったりのんびり
こちらは糠平温泉スキー場。

 


8名の方が参加された「ワカサギ釣り」の様子をお伝えします。
糠平湖の釣りポイントに徒歩で向かいます。

 


本日もNPOひがし大雪自然センターの皆さんにご案内をいただきます。 厚さ50cmの氷に穴をあけ、ワカサギ釣りの方法を教えていただき、いざ実戦です!

 


テントの中に入り、糸をたらし、待つことしばし。
いつしか皆さん真剣に、無言でご自分の竿を見つめています。

 


そのうち、あちこちから「釣れた釣れた」の歓声が!
歓声があがっては無言・・の繰り返しでしたが、なかなかの量が釣れました。

 


○昼食
十勝地域で大人気の「豚丼」をいただきました。

 


○選択プログラム「森の香水づくり講座」
NPOひがし大雪自然ガイドセンターの方に、大雪山に多く自生する針葉樹「トドマツ」の松葉のエッセンスを凝縮したフレグランスウォーターづくりを習います。12名の方が参加しました。
ビンに詰めて上士幌の森の香りをおみやげにします。

 


○「免疫バランスと健康に関する講話」
北海道大学西村教授による免疫バランスを整える生活スタイル、食事法について指導いただきました。
現代の清潔に過敏な生活や加工食品の多さ、栄養の偏りが人を弱くすること。健康づくりを周りの人に、子どもたちにに伝えて、と熱いメッセージをいただきました。 参加者の皆さんは「とても刺激を受けた」と口々にお話されていました。

 


○「生活習慣と食事」調査の結果報告
三田村先生、藤女子大学大学院生の皆さんが、「生活習慣と食事調査」食物摂取頻度調査の結果を個別にお伝えしました。
現状のエネルギー摂取量、栄養素摂取量や今後改善したい食事法についてアドバイスを受けました。 皆さんは「対面で説明を受けわかりやすい。食生活改善のいいきっかけ。」と感想をお話されていました。

 


○モニターツアー参加者ヒアリング
引き続き、調査スタッフが参加者の皆さんのお部屋にお邪魔して、 ツアーの感想について率直なご意見を個別に伺いました。

 


○夕食
北海道の産物をふんだんに用いた野菜たっぷりの豚しゃぶや、タラバカニ、五穀米の釜飯、士幌産のさくさくコロッケなど盛りだくさん。
特別メニューとして本日の選択プログラムの成果、ワカサギの天ぷらもつくっていただきました。

第4日目(1月27日) メタボリックの講話と調査結果について&お別れ会


いよいよ最終日。2日目に行った調査の結果とあわせてメタボリック調査結果報告・指導とお別れ会を行い、ツアーが終了しました。

 


○POMS(心理テスト)の実施
初日に実施したPOMSを再度実施。どのくらいストレスが解消されたかを図ります。

 


○「メタボリック調査」の結果報告
初日に実施したメタボアンケートの結果が渡される緊張の瞬間。
札幌医科大学小海教授からメタボ調査の方法と、調査結果の見方、結果の役立て方について、ご自分の体験談なども交えて楽しく解説いただきました。

 


○お別れ会「ご挨拶」
ツアーの行程は全て終了。上士幌町・竹中町長からご挨拶がありました。
町長はメタボから見事脱却された経験の持ち主。「健康になると毎日が更に充実して感じられる。健康と観光を結ぶ様々な企画を実施していく上士幌町に再訪を」とお話しされました。

 


北海道大学西村教授からご挨拶。
「みなさんの学んだ健康づくりのヒントを是非ご自宅でも活かし、子どもさんお孫さん、周囲の方に伝えてください」とお話。

 


○帯広空港に向けて出発
4日間のツアーも終了です。参加者、ツアースタッフと互いに記念写真を撮ったり、連絡先を交換されている方々もおられました。
宿泊先の糠平館観光ホテルから上士幌町特産品「ミルクジャム」などがプレゼントされました

 


○寄り道
帯広空港に向かう道中、六花亭本店に寄り道。
本店限定販売のお菓子を求めて寄り道です。 後、帯広空港から東京まで空路にてご帰宅。無事ツアーが終了しました。

 

日時: 2008年02月15日 14:59 | トラックバック (0)

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